NHK BS COOL JAPAN 塩に関する取材を受けました

2013.03.29

ソルトマイスター便り

NHK BS クールジャパン で先日「塩」についての放送がありましたが、

日本ソルトマイスター協会もこの番組に関する取材を受けています。

NHK BS COOL JAPAN〜発掘!かっこいい日本〜塩

「COOL JAPAN」というキーワードが世界中で飛び交っています。
ファッションやアニメ、ゲーム、料理など、私たちが当たり前と思ってきた日本の様々な文化が外国の人たちには格好いいモノとして受け入れられ、流行しているのです。
「COOL JAPAN  発掘!かっこいいニッポン」は外国人の感性をフルに活かして、クールな日本の文化を発掘して、その魅力と秘密を探ろうという番組です。(番組紹介HPより)
そして、今回のテーマ「塩」は
日本では「塩ラーメン」「塩焼きそば」などに人気があるが、外国人は「料理に塩を使うのは当たり前。塩味をうたった食べ物はない」と不思議そう。スイカに塩をかけたり、塩スイーツがあったりすることにも驚く。老舗こうじ店のおかみが仕掛けた「塩こうじ」ブーム。作り方を公開し、レシピを作り、講習会を開いて広めた。清めの塩のルーツを求め、外国人が島根県出雲市で「潮汲(く)み」を体験。日本人と塩との独特な関係に迫る。(番組HPより)
取材の内容は
(1)仏教の葬儀に使われる「塩」はどのように始まったのか?

神葬祭でも清めの「塩}は使われるそうですが、日本の葬儀で「塩」がつかわれて

いるのは、神道や仏教より以前にあった民間の風習なのでしょうか?


(2)日本ではどうして「塩」を神聖なものとして扱うのでしょうか?
古事記にある「イザナギが「黄泉の国に行った後に海で「穢れ」を落としたの
神道で使われる「塩」の始まりでしょうか?
というものです。
葬儀に使われる塩も、塩を神聖なものとして扱う事も、
どちらも「当たり前」のように考えていて、実はよくわかっていなかったのでは?
この点に関して当協会、民族学監修「塩と日本人」の著者、田村勇先生からのご見解を提供いたしました。
番組制作にあたり「田村先生の本をリサーチの際にも拝読させて頂いておりましたのでご本人から回答を頂けてとても参考になりました。」
とのことでした。
今後の講座などでこの点についてもお伝えしていければと思っております。