「国指定重要無形民俗文化財 揚げ浜塩田」塩士 — 角花豊

2013.07.18

角花 豊(かくはな ゆたか)

石川県能登半島の最先端の珠洲市に今でも残る「揚浜式製塩法」を今に伝える

塩士(しおじ)。

「国指定重要無形民俗文化財」に指定された日本最古の塩田法「揚浜式塩田」を守り

続ける角花家の五代目。一時は揚浜式製塩の唯一の担い手であった角花家。

「国指定重要無形民俗文化財」になった最大の功労者。

途絶えることなく伝承された

能登の揚浜式製塩の技術

揚浜式塩田は明治以降、瀬戸内海の大規模な入浜式塩田、さらに流下式製塩法

におされて衰退の一途をたどり、昭和34年の塩業整備臨時措置法によって珠洲市と輪

島市の3軒を残して全国から揚浜式製塩法は姿を消しました。

その後2軒は廃業しましたが、珠洲市で長年製塩業に従事してきた角花家を中心に保

存会が結成され、製塩業者の努力と周囲の支援により、江戸時代から続く揚げ浜式製

塩の伝統の技は途絶えることなく今日に伝えられています。

昭和44年 4月 「能登の揚浜製塩用具」国指定重要有形文化財に指定

平成20年 3月 「能登の揚浜式製塩の技術」が国指定重要無形民俗文化財に指定

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