2014「味覚の一週間」に協賛させて頂きました。
ソルトマイスター便り
今年も昨年に引き続き「味覚の一週間」に協賛させて頂きました。
改めて「味覚の一週間」とはどのような活動なのか…以下、味覚の一週間のホームページから抜粋させて頂きます。
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「味覚の一週間」の取り組みがフランスと日本で行われることは、両国の食文化の豊かさを思えば当然のことに思えます。味の良さ、調理の技術、創造性、食のバラエティ、伝統…どれをとっても日仏の優劣はつけがたいでしょう。
しかし、少し違うことがあります。それは、食材、食事、サービスなどが単に美味しい、良いと済ませるのではなく、フランスでは、それを人に伝えます。つまりおしゃべりをします。この食材の組み合わせのどこがおもしろい、この調理法の何が新しい、あそこのレストランとここでは、同じ料理名なのに味の違いが、季節が違うと、どう味が異なる…。
フランス人の分析と評論は際限がありません。食事のテーブルではメニューを見ながら、注文までに平気で3,40分かかります。それは好き嫌いを言っているのではありません。今日のこの時にこの人と、どんな味を一緒に味わいたいかに真剣なだけなのです。そうした味覚の違いがわかる感性と、それを表現する言語能力は、子供のときに身につくのだと、フランス人は考えたのです。そこで、「味覚の授業」という運動が起こりました。
「味覚の授業」は4つの味の基本を、舌で味わい、頭で感じ、口に出してその感覚を言い合います。子供の嫌いな「苦み」を「味覚の授業」で覚えたことにより、「苦み」と「甘み」はそれぞれ味のひとつであるということが理解でき、苦いものも、「苦いから嫌い」なのではなく、「これが苦みだよ」と言いながら、食べられるようになったという、親の話を聞きました。
日本には5つめの味、「うまみ」があります。「うまみ」を取りだして、教えていくことによって、日本の食の奥深さを子供たちに伝えていくことができるでしょう。
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「塩味」は味覚の基本4味のうちの1つで非常に重要な役割を果たしています。昨年の授業でも子供の味覚の違いがわかる感性と、それを表現する言語能力に触れ、「味覚」や「塩味」について子供達が独自の言葉で語ってくれ、豊かな感性から発せられる言葉に感動致しました。また、授業終了後、しばらくして子供達ひとりひとりから授業に関する感想の書かれた文集を頂き、更に感動しました。
今後も「お塩」というキーワードを通じて「味覚」そして「食育」というものを、
さらに考えていきたいと思います。