能登ざんまい

2016.07.31

ソルトマイスター便り

7月23日(土)江戸から歴史や文化が今もなお残る上野桜木に、昔ながらの古民家を再生した複合施設「上野桜木あたり」 http://uenosakuragiatari.jp/
を中心にイベント「能登ざんまい」が開催されました。

「上野桜木でまるっと1日能登の魅力を満喫!」をテーマに
上野桜木の4つの会場で映画「ひとにぎりの塩」上映、
「塩のがっこう」「能登路地マルシェ」「能登食堂」
「酔宵の会」が催されました。

石井かほり監督ー映画「ひとにぎりの塩」は能登半島で400年以上も続く伝統的な「揚げ浜式」の塩作りを追ったドキュメンタリー作品です。

「塩のがっこう」は1部を当協会代表理事の井野好子が「塩と食育」をテーマに講演し、


2部を同じく当協会の理事で早稲田大学ナノ理工学研究機構の矢澤一良教授が「海の恵みと塩と環境」について講演致しました。

3部は映画「ひとにぎりの塩」の石井かほり監督が映画製作を通じて学んだ能登の里山里海について講演されました。

映画「ひとにぎりの塩」「塩のがっこう」と平行して「能登路地マルシェ」では能登直送の新鮮野菜や日本酒、食材が並び、また「能登食堂」では能登の揚げ浜塩を使った塩にぎりと能登の発酵食材をアレンジしたメニューをお出ししました。

こちらの食堂はお昼にかけて大混雑となり、ソルトマイスター協会のスタッフが朝から5升のお米を炊いて塩にぎりや、その他のメニューの調理でとても忙しかったのですが、大変なご盛況を頂きました。

夕方からは上野桜木に残る有形文化財「市田邸」にて石井監督、また、「奥能登の白菊」で人気の白菊酒造店白藤暁子さんを交え能登杜氏が醸した日本酒と能登にまつわる肴でその恵みを分かち合う会が催され、こちらも満員御礼となり嬉しい限りでした。当協会はこちらでお出しする料理を担当致しました。

「塩のがっこう」1部で赤ちゃんを抱いたお母さんがとても熱心に聞いてくださった事がとても印象的でした。

これからの子供達の味覚や食文化を守り伝えていくことが重要なのだと改めて確認致しました。

今後も当協会は「塩」が「日本の食」や「食文化」に大切な役割があるのだということを広めてまいりたいと存じます。

facebook「能登ざんまい」でも詳しくイベントの模様がご覧になれます。