有限会社 能登製塩                  代表取締役  加藤典子

2012.07.29

今回ご紹介するプロフェッショナル・ソルトマイスターは、

有限会社能登製塩 代表取締役の加藤典子社長です。

金沢市の食品開発研究所代表でもあったお父様の氷見 彰氏が郷土料理を研究する中で、

日本の伝統的調味料である醤油や味噌の基礎となる塩の重要性に着目するようになり、

平成11年より独自に研究開発し、製法特許まで取られた「非直火式低温製法」という製法により作られる「奥能登海水塩」を製造・販売されています。

 初めてお会いしてお話した時に、自社のお塩の製造プロセスについて、特許を取り、敢えて製法を公表する事で、何の隠し立てのない、正直なお塩である事に誇りを持っていらっしゃるのだなと心を打たれました。

一点の濁りのない凛としたお塩、それが「奥能登海水塩」です。                                                     

「マクロビオティックー自然食療法」に採用

このお塩は、その製法とミネラルバランスの良さが評価され、自然食療法(マクロビオティック)の世界的指導者で1999年、日本人初、現存者初のスミソニアン博物館殿堂入りを果たした久司道夫氏によって、世界の3つの塩の一つに選ばれています。久司道夫氏とは、人類の平和には、バランスの取れた健康食、即ち、マクロビオティック食が必要であるとして、世界的規模でその啓蒙・普及活動に取り組んでいます。久司氏の啓蒙する食事は、アメリカでは、カーター元大統領やクリントン元大統領、マドンナなど政治家、実業家、映画スターなどを中心に約200万人が実践しているといいます。

                                     

「国定公園ー珠洲市の岩礁海岸で製塩」

ここで自社製品のコンセプトについての加藤社長のコメントをご紹介します。       

「2011年先進国で初めて世界農業遺産に選ばれた能登の里山・里海。

能登の自然の中から生まれ、古来より脈々と今に受け継がれる奥能登独自の農業や文化や景観が評価され認定となりました。

その認定の中核を担うとも言えるのが奥能登の海水塩づくりです。

「奥能登海水塩」は、その奥能登の先端、国定公園に指定される珠洲市の岩礁海岸で製塩しております。近年、様々な産地より多種類の塩が販売されておりますが、私どもは産地はもとより「如何に製造するか」でその違いが生まれると考えます。海水塩の性質を決める最大のポイントは、製造時の温度にあります。従来の高温での釜炊きと違い、弊社独自の[非直火式低温製塩装置(特許取得)]にて保温水槽の温水で製塩水槽内の海水を加熱し、四昼夜かけて低温のまま塩を結晶化させます。

柔らかな甘さの優しい海水塩は、ミネラルが豊富で70種類以上の無機物(微量元素)が含まれています。同じ珠洲でも古来より伝わる有名な[揚げ浜塩田]とは程とおい、近代的な機器を用いてますが、実際はこつこつと手間ひまをかけた塩作りをしています」                                                                                                          

「奥能登海水塩」

さらに「奥能登海水塩」の特徴は以下の通りです。

・能登半島の珠洲市片岩の岩礁海岸の水深320Mの海洋深層水より汲み上げられる。

・磁気活水器で海水を活性化させる事により、海水中のミネラル分の溶解力が増加、イオン化した状態となり塩にミネラルが溶け込みやすくなる。

・非直火式低温製法(特許製法)により、体内での塩と塩素とナトリウムの結びつきが弱く、体内で塩素はナトリウムから離れて、過剰な塩素は尿や汗として効率よく排出される。

・二種類の浄化フィルターと流水殺菌装置により、細菌やバクテリアをほぼ100%除去している。また、作業工程においても一切汚れた空気に触れない為、チリやホコリ、雑菌が入り込まず衛生的。

・100%ナチュラル。殺菌剤や保存料などの添加物は一切使用していない。

・釜炊きしていないので、釜にカルシウムが付着してしまうが、自然のバランスでカルシウムが塩に混ぜ込まれている。

 製法の特徴でもある低温での製法にこだわる理由について、加藤社長にお聞きしたところ、

「弊社は、2000Lの海水が入った水槽をさらに温水の入った水槽で温める非直火式低温製法といって、50℃以下の温度でゆっくりと4昼夜かけて作ります。3日目になると不純物である硫酸カルシウム(石膏成分)がまず浮いてくるので、すべて取り除き、その後初めて塩ができるのです。同じ塩でも電気分解で作られる塩にはミネラルはほとんど含まれていません。でも当社の塩は、カリウム、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、銅、マンガン、ニッケルなど90種類以上のミネラルがバランス良く入って結晶ができるんです。自然のミネラル分そのままで分解しやすく、安心して食べて頂ける塩です」

とのことでした。                                 

「他企業のような大量生産は出来ません。それでも私達は心を込めて製造した美味しく、健康に役立つ海水塩をご家庭の食卓へお届けしたいと考えております」と、おっしゃる加藤社長。

「奥能登海水塩」を味わうと、加藤社長が生まれ育った土地の素材を慈しみ、育て、日々

作り出していく静かな力強さを感じ取る事ができます。                                                 

プロフィール:金沢市の食品開発研究所代表でもあったお父様の氷見 彰氏が郷土料理を研究する中で、日本の伝統的調味料である醤油や味噌の基礎となる塩の重要性に着目するようになり、平成11年より独自に研究開発し、製法特許まで取られた(非直火式低温製法)という製法により作られる[奥能登海水塩]を平成12年5月から販売している有限会社能登製塩の二代目社長。この塩は、その製法とミネラルバランスの良さが評価され、自然食療法(マクロビオティック)の世界的指導者、久司 道夫氏によって、世界の3つの塩の一つに選ばれている。

                                                     

有限会社 能登製塩

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